自民党のタレント候補の演歌歌手の尾形大作氏。今年8月、次期衆議院選挙に挑む決意を「大阪の皆さんになんとか恩返しがしたい」 などと訴えていた。だが今日は一転、怒りを顕にした。1986年に発売した「無錫旅情」が大ヒットした尾形氏。紅白歌合戦にも出場した。そして今年、自民党公認で次の衆院選に出馬が決まると、大阪18区の支部長に選任された。しかし2ヶ月で自民党は尾形氏を支部長解任で調整に入ることを決定。関係者によると、尾形氏は大阪での活動をほとんどせず、支援者の前で「何もしなくていいから出ろと言われた」などと話していたという。尾形氏はFNNの取材に、「8月2日から約80日間大阪のあいさつ回りを25日やりました。候補者を大事にしない党が国民を大事にできますか？」と反論。小渕選対委員長は、手順に従って公表すると説明。自民党は、支部長解任の決定を近く尾形氏に通知する見通し。