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「宇治市歴史資料館」 のテレビ露出情報

京都府南部、田園地帯が広がるこの一帯には80年ほどまえまで巨大な池があった。巨椋池というその池の周囲は16キロにも及んだ。氾濫を繰り返した巨椋池は干拓が進み、1941年に現在の巨大な耕地となった。5月田起こしが始まり、その周囲には掘り起こされた虫などを目当てに鳥たちが集まる。田んぼの片隅にはイグサやホソバノウナギツカミなど70種ほどの植物が自生する。そんな中田んぼにはケリと呼ばれる鳥が降り立つ。ケリは畦に卵を産み、1ヶ月間交代で卵を温める。ケリは田んぼに水が入る前に巣を作り、餌などが豊富なタイミングで巣立っていく。6月には田植えの時期を迎える。水中にはカブトエビの仲間やニホンスッポンの姿が見られる。
田んぼの隣の畑にはケリの雛が。ケリの雛は孵化するとすぐに歩き始め、虫などを自分の力で捉える。梅雨を迎えるも雛の羽は水を弾くことができない。親のものとけかけより、親鳥が雛を温める。ケリの雛が生まれる頃、タマシギという鳥が現れる。絶滅が危惧される希少な鳥で、メスがオスに求愛行動を行う。タマシギもまた田んぼの畦などに巣を作り子どもを育てる。成長したケリの幼鳥、生後40日を過ぎたあたりとみられる幼鳥は激しく泣き始める。上空にはトビの姿があり、幼鳥は茂みに隠れる。親鳥はトビに突進していった。自分の体より遥かに大きいトビを親鳥は追い払った。しばらくすると幼鳥は飛び立ち活動範囲を広げる。生後50日ほどで独り立ちするのだという。京都府南部、巨椋池跡の田園地帯は人に寄り添ってたくましく生きる生命があった。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年6月2日放送 7:45 - 8:00 NHK総合
さわやか自然百景(さわやか自然百景)
京都府南部、田園地帯が広がるこの一帯には80年ほどまえまで巨大な池があった。巨椋池というその池の周囲は16キロにも及んだ。氾濫を繰り返した巨椋池は干拓が進み、1941年に現在の巨大な耕地となった。5月田起こしが始まり、その周囲には掘り起こされた虫などを目当てに鳥たちが集まる。田んぼの片隅にはイグサやホソバノウナギツカミなど70種ほどの植物が自生する。そんな中[…続きを読む]

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