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「安政の大地震」 のテレビ露出情報

ブルックリン美術館で先月から江戸時代の浮世絵師・歌川広重の「名所江戸百景」の展覧会が開かれている。所蔵する120点程の「名所江戸百景」は現存する中で、最も保存状態がいいものの一つといわれている。版画の色が褪せないように倉庫で大切に保管していたもので展示は24年ぶり。ヒロシゲブルーと呼ばれ美術界で世界的に知られる藍色も鮮やかに残っている。「名所江戸百景」は1855年に安政の大地震が起きた直後に描かれたもので、広重が復興への祈りを込めた作品といわれている。この展覧会を企画するにあたり美術館側は日本を代表する現代美術家で浮世絵にも詳しい村上隆さんに協力を依頼した。村上さんは、展覧会のために「名所江戸百景」のすべてを複写。小さな版画を、壁画のように大きく再現した作品などを展示した。展示に合わせて講演会も開かれ、広重の版画をどのように複写したのか解説した。村上さんは、独自に版画を刷る手順をコンピューターに再現し、シルクスクリーンでプリントした。その作業の様子も紹介した。
村上隆さんへのインタビュー。当時の江戸の大震災と大火事の後で江戸復興を祈願してシリーズが製作されたことを知り、広重の思いにはせてみようと考えた。村上さんは「広重は遅咲きだった。私もどちらかというと遅咲き。彼の晩年に至るまでの努力が気持ち的にフィットして、自分も死ぬまでやってみようと思ったのと、存命中に東京の大震災がきたときにサバイブできるか。サバイブしたら、広重のように復興を念じた作品を作れるのかと感じて、プロジェクトに参加した」などと述べた。また村上さんはニューヨークへの思いを述べた。

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