広島県安芸高田市で増え続けるシカによる農作物被害などの問題を解決するため、シカの肉をブランド化する取り組みが始まっている。先週都内で食育のイベント、こどもの森レストランが開かれた。子供たちが真剣な表情で作っていたのがハンバーグ。使われているのはシカの肉。子供たちはシカが住む森をイメージして会場を装飾。安芸高田市ではシカが増加し、農作物への被害や交通事故などシカ問題に悩まされている。こうした問題に対応するために動き出したのが金沢さん。シカに可能性を感じた金沢さんは地元の人に加工場などを紹介してもらい、2019年にシカ肉のブランドを立ち上げた。去年、新会社を設立。各地のレストランに安芸高田市のシカ肉を提供している。大学の食堂ではシカ肉を使った期間限定メニューを販売。わずか2時間で完売した。金沢さんは「鹿を軸にしながら山の魅力とか山に関わる人とか町とか魅力をもっともっと発信して広げていきたい」と語っていた。