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「安芸ノ海」 のテレビ露出情報

当時33歳の千代の富士は九州場所で7連覇を達成、今回は8連覇の挑戦となる。九州場所は大相撲の1年を締めくくる。千代の富士の所属する九重部屋は鳥飼八幡宮の境内にあり、3日間は厳しく1日間は緩やかという「3勤1休」のペースで稽古している。
九州場所初日、千代の富士は15日間のスタートをきった。横綱になって8年目、数多くの優勝を重ねてきた千代の富士でも緊張の面持ちだった。初日の相手は安芸ノ島、土俵下に転落しつつも勝利、40連勝を飾った。一方で内容については60点とあまり満足していない様子。親方の大鵬は昭和44年に45連勝を達成している。
九州場所、2日目は琴富士と取組、ここでも辛くも勝利した。3日目は連勝中で最も危うかった相手・琴ヶ梅と取組をする。取組を前に千代の富士は念入りにイメージトレーニング、これにより琴ヶ梅も勝利で飾った。
千代の富士の強さの秘訣は豊富な稽古量と取組の徹底的な分析にある。自らの採点は初日~3日目まで全て50点ほどだという。千代の富士は 左の上手回しを取ると恐ろいほど強く、相手の力を利用して投げ飛ばしている。これは十両時代の体験からで、かつては強引に投げていたため左肩脱臼が癖になっていた。54年の播竜山との一戦では右肩も脱臼、この苦い経験から今のスタイルを生み出した。このスタイルを生み出してから横綱にまで上り詰めた。
九州場所5日目、千代の富士は若瀬川戦を迎えた。5日目にして初めて左上手をとり、44連勝目を飾った。これにより大鵬と並ぶ45勝目まであと1勝に迫った。
九州場所6日目、いつもと同じ午前9時半に稽古場に向かうと、大記録を前に朝からファンに囲まれた。会場の支度部屋に入ると体を慣らし静かに取組を待った。相手は前頭三枚目の陣岳、見事に45勝目を勝ち取り大鵬の記録と並んだ。
九州場所7日、千代の富士が大鵬を超える46勝目の行方をかつての名力士らが見守った。そんな中で花ノ国に勝利し46連勝、大鵬の記録をやぶった。大記録を達成し表情にも余裕が見られた。大鵬を超えたいま、千代の富士が目指すのは双葉山の69連勝となった。
千代の富士が目指す双葉山は大横綱。69連勝を記録したのは昭和11年~14年までで、当時は3年間負け知らずの快挙だった。昭和14年1月場所で初顔合わせの安芸ノ海と大接戦を繰り広げ敗北、連勝ストップにより街には号外が舞った。
九州場所8日目、千代の富士は逆鉾との試合で47連勝を飾った。その後も順調に勝ち進め、小錦をも破り53連勝を達成。
九州場所の千秋楽。この日の相手は横綱・大乃国、この取組で千代の富士は負け53連勝でストップした。千代の富士は試合後、ファンに拍手で迎えられ表情は明るかった。

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