テレビ東京では、各党首の第一声を分析し、キーワードを抽出し可視化した。高市総理の演説について官邸キャップの白石明大記者は「まず特徴的なのは消費税、減税という言葉が全く出てきてない。党首討論などの場で高市総理は2026年度中の減税実施を目指すと踏み込んだが、これに対して、党内からは踏み込み過ぎだという批判的な意見も出ていた。こうした党内への配慮もあってか第一声では物価高対策としての消費税減税には全く触れず、政権の看板政策に掲げている経済安全保障分野への危機管理投資をはじめ「投資」という単語が多く用いられた」と指摘。日本維新の会の吉村代表の第一声では「高市」「アクセル」といった単語が出てきている。同じ与党でも吉村代表は高市総理と並んでの演説だったこともあり、党独自の政策を訴えるというよりも高市総理をサポートするといった内容がメインで、政権のアクセルの役割を担うと主張していた。野党、中道改革連合の野田共同代表は「雪」という単語が出てきている。野田代表は「雪の中の大変な選挙戦である」ことを訴えるために大雪が降った青森県で第一声を行った。恒久的な食料品の消費税減税を訴えていたので「食料」という単語も含まれている。国民民主党の玉木代表は「控除」「税」という単語を強調した。玉木代表が演説の中でガソリン暫定税率の廃止や、年収103万円の壁を178万円に引き上げたことなどを減税の成果として強調していた。また、控除は今後取り組みたい政策の中に年少扶養控除の復活や、基礎控除の引き上げを訴えていたので、控除が強く反映された形だ。参政党・神谷代表は「子供」という言葉を強調。子どもがいる家庭に月額10万円の給付を行うといった子ども政策を訴えているから。チームみらいの安野党首は「ソフトウエア」「未来」が強調され、「減税」は各党が訴えている消費税の減税ではなくて子育て支援減税、つまりは子どもの数に応じて所得税の減税が受けられるようにする仕組み作りを訴えていた。また「運転」という言葉も会ったが、これは自動運転のことで日本全土どこでも自動運転で行ける社会を10年以内に作りたいと訴えていた。全体を通して与野党ともに「減税」という単語を多用する一方で代わりとなる財源への言及は少なく、単語も見当たらなかった。選挙戦が進む中でこの安定財源の確保策について各党の議論がどこまで含めるかどうかに深まるかにも注目しているしまたこの大規模な減税で、財政悪化に懸念を持つマーケットもこの点は注目している。
