山梨県・富士河口湖町にあるコンビニは屋根越しに富士山が撮影できる映えスポットとして話題に。外国人観光客などが殺到し道路への急な飛び出しやゴミのポイ捨てなどの迷惑行為が問題となっていた。そのため、観光客の迷惑な撮影行為を防ごうと高さ2.5m・幅20mの黒幕が設置された。黒幕の設置により歩道側からの撮影は不可能に。これで解決と思いきや、多くの外国人観光客がコンビニの駐車場に流れ込み撮影を開始。他にもはんとかしてコンビニ越しの富士山を撮影しようとする観光客の姿があった。幕の設置によって新たな問題も起きている。黒幕が設置されたコンビニから車で3分ほどの距離にある別のコンビニでは歩道からの撮影はやめるよう注意喚起がされているが、ここでもコンビニ越しの富士山が撮影できるとあって多くの外国人観光客の姿があった。ガイドに取材すると先程のコンビニに黒幕が設置され撮影が難しくなったことでこのコンビニに案内しているという。富士山の撮影スポットをめぐっては各地で迷惑行為が多発。昭和レトロな町並みと富士山のコラボが撮影できるという富士吉田市の商店街では車道に出て撮影する人の姿があった。さらに富士山に向かって登っていくように見える静岡県・富士市の「富士山夢の大橋」でも立入禁止となっている場所で写真撮影する人が後を絶たない。迷惑行為の減少が期待される今回の黒幕の設置。富士河口湖町によると黒幕は設置し続けるのではなく、トラブルの数などを考慮し、今後撤去することも検討していくという。