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「富山港線」 のテレビ露出情報

六角は富山地方鉄道の富山港線を利用。元々、JRの鉄道だったが、LRT化を機に富山駅周辺は路面電車となった。東岩瀬駅で下車し、商家が並んだ町並みを歩いた。また、蔵人である高井厚氏のもとで日本酒を有料で試飲させて貰うことになり、リシャール・ジョフロワがシャンパンで培った技法を活かしたという日本酒を勧められた。ジョフロワが複数の原酒を造りブレンドしたものだといい、複雑な味わいを実現している。2本目は水ではなく、日本酒で仕込み長期熟成した酒で、米の糖分が分解されず、甘みが強い。
富山駅へ戻った六角精児は富山地方鉄道の本線を乗り尽くし、終点の宇奈月温泉駅を目指す。富山地方鉄道では京阪、東急などから譲り受けた様々な電車が走っていて、六角は思い出深いレッドアロー号を目にした。稲荷町駅で下車し、稲荷町テクニカルセンターへ。新規車両をつくるとなると数億円を要するが、中古車両ならメンテナンスすれば予算は10%ほどだという。京阪電鉄ではテレビ放送開始とほぼ同時に白黒テレビを搭載したが、六角は車両基地でカラーテレビを積んでいた人気車両と対面。さらに車輪の形状を整える作業を見学した。
稲荷町駅を出発した列車は上市駅に到着。バスに乗った六角は立山連峰の麓の集落へ。北アルプスの雪解け水で涼を取り、湧き水で喉を潤した。さらに朝打った麺を干さずにそのまま茹で、湧き水でしめた「生そうめん」、乾麺を3年寝かせた「大岩そうめん」を食べ比べした。食事を済ませて上市駅へ戻り、東急電鉄では引退した車両に乗り込んだ。夕刻、新魚津駅で降車。富山湾でとれた海の幸を求め、魚津で50年以上続く居酒屋に入った。舞台稽古の真っ最中ということで、六角は今回のロケを旅行の一種と捉えていた。”魚神”と言われるノドグロを食べては日本酒を飲み進めた。
2日目、六角精児は新魚津駅を出発し、宇奈月温泉駅を目指す。途中の電鉄石田駅で降り、石田浜を散策。さらに富山初の女性杜氏、岩瀬由香里さんの酒蔵へ。同じ場所に湧き水が流れるが、組み上げる深さが違うだけで味が異なり、六角は飲み比べした。酒蔵から電鉄黒部駅へ移動し、列車は宇奈月温泉駅に到着。大正時代、黒部川流域の開発が始まると、労働者が集まった。昭和38年、黒部ダムができると、開発はひとまず終了。六角は駅から黒部峡谷鉄道の駅へ。雪深い冬は閉鎖され、4月中旬から11月までしか乗れないという。

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