きのう番組が訪れたのは都内にあるサバ専門店「下北SABA食堂 佐助」。ふっくら焼き上がった大きなサバ。この店では1日約80匹のサバを提供しているという。しかしいま、サバの仕入れ値が上がっているという。海水温の上昇などを理由に年々漁獲量が減るサバ。2023年7月~2024年6月はこの10年で最も低い漁獲量に。料理人が集まる団体「Chefs for the Blue」は先週、小泉農水大臣などに対しサバを含む魚介類の仕入れが困難になっていることなどを伝えた。きのう番組が埼玉県のスーパーへ行くと、並んでいたのは産地がノルウェーの冷凍サバ。「スーパーマルサン 越谷花田店」では輸入に頼らざるを得ない状況のため、冷凍サバしか販売していないという。外国産の冷凍サバを日本人向けにどのように加工しているのか。番組では全国トップレベルの水揚げ量を誇る千葉県銚子市にある加工工場にお邪魔した。以前は銚子漁港で水揚げされたサバを塩サバなどに加工していたそうだが、国産サバが獲れず去年から外国産の冷凍サバのみを輸入し、一度解凍して加工しているという。力を入れているというのが1切れずつ個包装の冷凍食品。日本の食卓にサバが並ぶよう、様々な工夫が続けられている。