世界自然遺産は1972年に誕生した世界遺産条約で顕著な普遍的価値を持つ文化財・自然を全人類のための遺産として保護している。日本には20の文化遺産・5つの自然遺産がある。日本は条約ができて20年間も未締結だった。きっかけの1つが白神山地の林道建設だった。屋久島でも環境文化村構想懇談会が世界遺産登録を求められた。1992年に日本が条約を締結し93年に屋久島・白神山地が世界遺産となった。屋久島では観光客が増加したことで自然が踏み荒らされゴミが散乱するようになった。白神山地では立ち入りが厳しく制限され年々減少し人が来なさ過ぎる課題が浮上した。貴重な自然を守り続けるためにもある程度人が入り価値を伝える必要がある。各地で行われているのはエコツアー。観光客には任意だが協力金の負担を求め環境整備などに当てている。