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「山内地区(秋田)」 のテレビ露出情報

今回の舞台はいぶりがっこの本場秋田県横手市の山内地区。100軒がそれぞれの家庭のいぶりがっこを作るという山内地区。果樹農家でもある高橋朝子さんはこの日、果物の世話をすると大根の種まきにかかる。10月には大根を燻すがこれも手作業で丁寧に行っていく。唱和18年生まれの朝子さんは、早くにお母さんを亡くしおばあさんに育てられた。いぶりがっこづくりを教えてくれたのはおばあさんだという。19歳で結婚した朝子さんはそれからは夫とお子さんのためにいぶりがっこを作り続けた。そんなある日、友人に食べさせたところ「譲ってくれないか」と言われ、そこから道の駅での販売を始めた。漬け込みを始める3日前、朝子さんは床を丁寧に洗い、物置にしているスペースの間に仕切りを作り始めた。食品衛生法が改正され、作業場の改修などが必要になる場合もあり、すでに3軒が廃業を決めたという。夫が体調を崩していた朝子さんもまた、いぶりがっこ作りを続けるか迷っていた。そんな中、朝子さんのもとに「いぶりがっこ作りを続けてほしい」という手紙が届いた。この手紙を読んだ朝子さんは「腹が決まった」という。作業場の改修を行い、保健所からの許可も下りた。
様々な準備を整え漬け込みに入る。いぶりがっこの漬け方は各家庭で違い、この漬け込みの間はお互いの家を訪ねないとまで言われる。朝子さんは塩分を抑えめに、さらに麹を入れて旨味を出すのだという。そんなある日、地域で後輩と呼べる中村さんが訪ねてくる。朝子さんは中村さんに作り方について丁寧に教えていく。漬け始めて4日後、地域ではかつてない暑さが続いていた。朝子さんのいぶりがっこは塩分を抑えたため、気温が高いと発酵が急激に進んでしまうのだという。そのため日中作業場には極力入らないようにして、室温が上がらないように注意した。そして12月、朝子さんはいぶりがっこの漬かり具合を確認する。異常な暑さに悩まされた朝子さんだが、発酵を抑えるため漬け込みに鷹の爪を加えた。70年いぶりがっこを作り始めて、初めての試みだという。そしてついにこの年のいぶりがっこが完成した。出来上がったものを試食する朝子さん。袋詰し出荷の準備を行う。その数3000本、苦労を重ねた日々を過ごした朝子さんを待っていたのは、お客さんからの「美味しかった」という声だった。2月、毎年恒例の品評会を迎えると、朝子さんは受賞できなかったがレシピを伝えた中村さんが2位となった。朝子さんは「やめられない、好きだから」と話してくれた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年3月3日放送 8:25 - 8:50 NHK総合
Dearにっぽん(Dearにっぽん)
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