訪日外国人旅行者の推移のグラフ。このままいくと約3500万人と過去最多を更新か。経済効果は?訪日客の旅行消費額は約5.8兆円と過去最高。1人あたりの支出額は推計22万3000円。何にお金を使っている?オランダからの観光客は「ホテルが一番高かった、一泊2〜3万円した」と話す。なぜ訪日客の宿泊費が増えたのか?旅行アナリスト・鳥海高太朗によると、物価高、日本のニーズによりホテル代が高騰。円安により航空代、食費などが抑えられ、滞在日数が伸びている。外国人向けサービスも好調。日本滞在中の洋服レンタルサービス。「Any Wear,Anyhhere」は衣服を貸し出すサービス。1セットはトップス5着、ボトムス3着。2週間レンタルで5000〜7000円。希望サイズを予約、決済しホテルや空港で受け取り、そこで返却可能。住友商事・山内主任は「スーツケースの大半が洋服で埋まることも帰国後に洗濯する必要もなくなる」としている。訪日外国人の旅行消費額は東京、大阪、京都で約7割を占めているが、観光庁は地方への観光に向けて14のモデル観光地を選定。東北海道、北陸、富士山麗、鳥取、島根など。旅行アナリスト・鳥海氏は「空港の近い都市部が拠点になりがち。かなり魅力的な宿泊施設などがなければ地方は立ち寄り先になってしまう」と指摘。鳥取砂丘一帯の去年の観光客数は約113万人。宿泊施設が課題。鳥取市などが誘致し高級ホテルチェーンであるマリオットインターナショナルの誘致が決まっていて2026年に開業予定となっている。全ての客室から砂丘と日本海を一望でき、海外の富裕層をターゲットにしている。