明後日から再びガソリン補助金が縮小され、さらに5円程度の値上がりが予想される。そんな中、ガソリン高をチャンスとして動き出した企業もある。テスラの販売店には昨日多くの客が訪れていた。客の関心を集めていたがの燃料代5年間無料のキャンペーン。テスラの特定車種を購入すると全国125か所に設置されている高速充電器で3月31日納車分まで5年間無料で充電できるという。通常1回で約4000円の充電料金がかかる。これが5年間無料になるという。政府は先月、ガソリン補助金の5円縮小に踏み切った。明後日からはさらに5円縮小される。それに対抗する形でテスラが打ち出したのが5年間の充電無料。一般的な車の場合、5年間のガソリン代は約45万円との試算があり、テスラは急速充電器を上手に使うと節約が可能だとアピール。
ガソリンの値上げを商機と捉える企業は他にも。この週末、千葉県の宿泊施設で行われていたのは電気自動車用の充電器を販売・管理するユビ電の戦略会議。ここ数年、充電器の新設やEVの保有率が伸び悩んでいたが、今こそ営業を強化する必要があると初めて合宿という形が開催された。電気自動車の販売には充電器の普及が欠かせないが、まだ家では充電しにくい現状がある。そこで既存のマンション駐車場に後付けで充電器を設置する取り組みを広げていく考え。