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「山形県立荒砥高校」 のテレビ露出情報

山形県川西町で米作りをしている斎藤聖人さん(35)を取材した。斎藤はスーツ姿で農作業に取り組む。農業に興味・関心を持ってもらうために敢えてスーツを着ているという。酔った兄が家を継ぐならスーツ着て農業をすると言ったことがきっかけとなった。スーツは自宅で毎日洗濯している。クローゼットには複数のスーツがあり、帽子もいくつかあった。実家は350年以上も続く米農家。10年前に勤めていた会社を辞めて兵庫県からUターンし、父・善一さんから米作りを教わった。地元の若手農家に集まってもらい、当時の斎藤について語ってもらった。スーツ姿で農業をする斎藤を快く思わない人が多い中、妻・美友生さんが一番の理解者として支えてくれた。斎藤夫妻には2人の子どもがいる。一家揃ってK-POP好き。作付面積は当初の7ヘクタールから3倍の20ヘクタールに増えた。高齢化や後継者不足の問題で米作りができなくなった農家の田んぼを引き継いだという。田んぼには貯水池としての役割もあり、田んぼが持つ機能を残したいと考えている。
消費者にお米について知ってもらいたいと考えている斎藤はYouTubeで動画を配信している。8月にはお米の花を紹介した。自宅に戻って動画を編集した。ピントが合っていなかったらしい。農業用廃プラスチックをリサイクルした素材を使ったアパレルブランドも立ち上げた。パウダー状にしたお米を使ったお椀も制作した。デザインは世界的に活躍するおじの木村浩一郎さんが手がけた。食べる以外のお米の活用法を模索しているという。
斎藤は山形県立荒砥高校の非常勤講師として週2回授業を受け持ち、農業の成り立ちや農文化を学ぶグリーンライフを教えている。6月に生徒たちと一緒に植えた苗は順調に生育し た。グリーンライフの授業を通して農業に関心を持ってもらいたいと考えている。この授業がきっかけで農業関係の仕事に就きたいと考えるようになった学生もいた。JAの担当者は米農家の若手リーダーとして期待していると語った。今年は猛暑の影響もあり、稲刈りが例年より1週間ほど早くなったという。

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