山梨・富士吉田市の山梨県立吉田高等学校では実際に起きた出来事を題材に議論をしたり解決策を話し合ったりするユニークな授業“よのなか科”が行われている。経験豊富な社会人や保護者も参加し生徒に考えを深めさせる。よのなか科を提唱した藤原和博は公立中学校の元校長で、学校教育の改革に取り組んでいる。藤原は「社会や世の中、大人がつくる構造を疑い出す時代。そういうときに自分の思考回路を作っておくのはすごく大事」と話す。よのなか科を担当している徳満裕樹教諭は「答えのないものに直面する時代に突入している。自分なりに“ベストなのではないか”ということを考えて、行動できる力が必要」と話す。「少子化問題を考える」授業の様子を紹介。高校2年生・天野ひよりのコメント。