国会記者会館から中継。岸田政権は2年を迎えるにあたり、「聞く力」と「決断・実行」を強調した。就任当初は「聞く力」を掲げ、批判を受ければ方針転換することもいとわず2度の国政選挙で勝利した。しかしその後は反撃能力の保有など自らの「決断」を全面に出す姿勢が目立つ。ただ、こうした姿勢は国民の支持には繋がっていない。先月の内閣支持率は30.7%に落ち込み、不支持は48.3%と発足以来最も高い状況。岸田総理は長期政権を狙い来年9月の自民党総裁選での再選を目指している。そのために衆議院を解散することも視野に入れている。この2年で岸田総理はリーダーシップに自信を深めているが、「聞く力」が弱まり「決断・実行」が独断専行になれば国民・党内から見放されかねない。