北朝鮮・金正恩総書記の妹・与正氏が談話を発表。与正氏は「岸田首相は可能な限り早いうちに国務委員長に直接会いたいとの意向を伝えてきた」と述べた。与正氏は先月15日にも談話を発表していて「日本が政治的決断を下せば首相が平壌を訪問する日が来る可能性がある」とした。専門家は「先月の談話以降岸田政権に変化がみられず北朝鮮側が不快感をしめしている」と分析している。北朝鮮は金総書記と会談したければ拉致問題を諦めるべきだというスタンスを示している。拉致問題が大きく動いたのは約22年前のこと。小泉首相と金正日総書記が会談し、北朝鮮側が謝罪し拉致被害者5人が帰国した。その2年後、拉致被害者の家族が帰国した。拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんは「交渉しないことには始まらない。少しでも動いていけばと思う」と話している。拉致被害者家族会・横田拓也代表は「金総書記の勇気ある英断に期待。全拉致被害者の即時一括帰国の要求水準を下げることはできない」と話している。鈴江奈々は「自分のこととして想像すると居ても立っても居られない。この気持ちを持つことが大切ですね」とコメントした。