コメの国内需要は毎年10万トンずつ右肩下がりで、日本政府は日本産のコメの世界進出を後押ししてきた。去年から、全体の2割を輸出用として生産する千葉・市原市の農家「つばめ農園」の布施俊章代表は、今の品薄と価格高騰について「人件費・資材・燃料費・電気代が上がっているのに、(コメが)40年前より安かったのはおかしい。おいしいコメを作ろうという意識も薄れてきてしまった」と話している。輸出用の出荷価格が国内用よりも安いというが、将来の経営を考えて今後も需要拡大が見込める海外に目を向けざるを得ないという。
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