先月26日、千葉・市原の公民館で開かれた地域のお祭でこころ舞踊団というグループの子どもたちが創作舞踊を披露した。このグループが生まれたのは東日本大震災の直後で、暗くなった世の中を子どもたちの踊りで元気にしたいというのが結成の狙いだそう。グループには5歳~大学生まで幅広い年代が集っているそう。中学2年生の島永優姫さんは幼い頃からコミュニケーションが苦手で、小学生の時は不登校気味だったそう。しかし言葉ではなく舞で自分を表現できるためこころ舞踊団は大好きな場所とのこと。9年前に舞踊団に入りステージ経験豊富な優姫さんは今回後輩のサポートという新たな役割を任された。ことし1月に仲間入りした小学2年生の小出莉央さんは今月、高齢者施設の訪問に最年少メンバーとして初めて参加するため、優姫さんが指導することになったそう。莉央さんの課題は自己紹介で、小声で早口になってしまう莉央さんの練習に優姫さんらは根気強く付き合った。今月9日の本番では1時間のステージを大成功で終えた。スタジオでは学校以外の居場所があることが大切だと感じたなどと話された。