戦争を体験した人の高齢化が進む中、どのように戦争の記憶を後世に伝えていくかを考える研修会がきのう宮崎市で開かれた。研修会は戦没者の遺族でつくる県遺族連合会が開く遺族会の会員など約100人が参加した。研修会には語り部グループの代表で元小学校教員の常盤泰代さんが講師として招かれ、学校を訪問して地元の戦争体験者の証言などを伝える授業を行っていることなどを紹介した。グループが行う授業の中では、命の大切さや多くの命が奪われる理不尽さを自分ごととして捉えてもらうため、戦没者や遺族の体験を踏まえて「自分の生き方」を考えさせる時間を設けていることを紹介した。