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「平和の鐘」 のテレビ露出情報

国連本部には平和や環境保護など、国連に託されたメッセージを込めた作品が加盟国などから寄贈される習慣が続いており、隠れた美術館と呼ばれている。シャガールのステンドグラスやピカソのタペストリーなど展示作品は240点以上に及び、国連にふさわしいメッセージが込められているかなどが展示の基準となっている。旧ソビエトから寄贈された1987年の中距離核ミサイルの全廃条約を記念した作品は、核ミサイルの部品でドラゴンを造りそれを討伐する様子に核軍縮への願いが込められている。政治指導者の像では、人種差別と戦ったネルソン・マンデラと非暴力の抵抗を貫いたガンジーの2人のみ。国連の理想を体現した人物として特別に設置が認められた。ただ、国連の掲げる多国間主義などの理念は今、トランプ大統領から批判されている。
こうした中、先月国連本部の入口に新たなアートが飾られた。寄贈したのは1993年にチェコ・スロバキアから分離独立したチェコで、チェコ伝統のボヘミアガラスの作品。寄贈は独立以来の悲願だったという。デザインを担当したマリア・チュレノバさんは植物標本を意味するハーバリウムと名付けた。国連本部には日本からの作品も設置されており、平和の鐘は日本の民間団体が世界の人々から集めたコインを溶かして鋳造したもので、1954年に寄贈された。金には「世界絶対平和万歳」と刻まれており、毎年9月の国際平和デーに合わせて国連事務総長が金を鳴らし、平和への願いを世界に発信している。国連美術館は国連のホームページで閲覧が可能で、約240作品の写真やメッセージなどが掲載されている。現地ニューヨークの国連本部でも有料のガイドツアーがあり、日本語でのツアーも行われている。

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