G7主要7か国が、生成AIの共通のルール作りを目指す「広島AIプロセス」について、国連主催のフォーラムに出席したアメリカのグーグルなどの幹部は、規制への対応や、安全性の確保などで協力していく方針を示した。学習データに基づいて文章で回答を自ら作る生成AIをめぐっては、今年5月、G7各国が活用・規制へ共通のルール作りを目指す「広島AIプロセス」を設置し議論を行った。京都で開かれた国連主催のフォーラムの特別セッションでは、鈴木総務相・米グーグル・メタの幹部らが出席した。アメリカ企業の幹部は、AIの責任の定義・規制など国際社会に前向きな行動をお越し、実現していきたいと述べ、規制への対応・安全性確保などで協力の意向を示している。生成AIを巡っては米企業が先行し、日本の企業の間でも、国際化に向けた開発・ビジネス活用の動きが始まっているという。激しい国際競争でどのように存在感を示すかが課題になっている。