きのう卓球・パリ五輪代表候補、男女残り1枠となる団体戦メンバーが発表された。女子の選考レースで内定を勝ち取った早田ひな・平野美宇に加え、もう1人の代表となったのは15歳の張本美和。選考ポイントでは東京五輪で3つのメダルを獲得した伊藤美誠が張本を上回っていたが、今回は張本が選ばれた。その理由の1つにダブルスの強さがあったという。張本がパリ五輪で出場する予定の種目はダブルスがある団体戦のみ。去年9月にはそのダブルスで卓球王国・中国ペアに勝利している。さらに11月の国内大会決勝では選考レース1位の早田ひなを破り優勝を飾った。メキメキ力をつけてきた張本は4年前の世界ランキングは624位だったが現在は16位にまで上昇。世界のトップレベルに成長し、パリ五輪代表の座を勝ち取った。男子の代表には戸上隼輔・篠塚大登とともに兄・智和も内定。日本卓球界初の兄妹での五輪出場となる。