都内の夜景を一望できるオフィスにいる人たちは、仕事をしていない。他の人たちを見ても、一点を見つめてピクリとも動かない。これは、あえて何もせず、ぼーっとする時間を体験する交流会。この「ぼーっとする大会」を主催している古井敬人(23歳)は「社会が発展するほどインターネットの加速だったりとか情報はすごく多くなっていると思いので、ぼーっとする時間の大切さを伝えていくのはすごく重要だと思う」「ぼーっとすることはですね、シンプルに心が落ち着いたり、あとは発想・着想というところにすごく役立つ時間なので」と話す。制限時間内は、携帯電話の使用が一切禁止。あとは思い思いに、ぼーっとするだけ。古井さんは、せわしなく生きる現代人に“心にゆとりを持って生活してほしい”と全国各地で「ぼーっとする大会」を開いている。参加した女性は「結構、頭がすっきりしました。仕事とのことばかりで頭がいっぱいだと思うので、頭を空っぽにすることは大事だなと改めて感じました」と話す。学生の頃から“人生の幸福感を上げたい”という思いを持っていた古井さんは、これから目指している社会について「僕はこの大会を通じて日本全体の幸福度が上がればいいなと思っているので、ちょっとぼーっとして(心に)余裕を持って生活してもらうことをこれから成し遂げられたらいいなと思います」と話す。古井さんの“アスヨク”ソング・心之助「Liberty」。