脳死による臓器提供で心臓移植を行う際には待機期間の長い人が優先されてきたが、病状が急に悪化しても順番が変わらず大気中に亡くなる患者が相次いでいる。日本心臓移植学会と日本循環器学会は緊急移植が必要な人を優先できるよう基準見直しを国に要望し、来月からの新たな基準では60歳未満で移植を受けなければ1か月以内に亡くなるリスクが高いとされる人を最優先にするとしている。学会では新基準の対象患者の上限を年間移植件数の2割程度にしたいとしている。学会などによると去年心臓移植を受けた患者約120人のなかには5年以上待機していた人も少なくないという。
