去年発売の新築分譲マンションの価格は東京23区の平均価格は1億1483万円と前年比36.4％上昇した。先月の中古マンション価格は東京23区の平均価格は7185万円と前年同月比3.5％上昇。都心6区の平均価格は1億1138万円と前年同月比11.8％上昇した。去年12月の賃貸物件の家賃は東京23区でファミリー向けは平均月19万2662円と前年同月比16.6％上昇した。シングル向けは平均月9万4694円と前年同月比5.6％上昇した。
オープンレジデンシア神楽坂プレイスは来年8月下旬完成予定で、価格は約1億2500～4500万で半分以上が成約済み。担当者によると、購入者の多くは都心に勤務する共働き世帯で世帯年収が1500～3000万円くらいのパワーカップル。他には外国人資産家が購入している。1棟あたり10～20億円の物件を1棟丸ごと購入する顧客もいる。都心マンションが人気の理由は円安と海外の主要都市と比べて不動産価格が割安。
内閣府は都内のファミリー向け住宅価格が高くなり子育て世代は住宅価格や賃料の低い首都圏近郊に向かっていると発表した。親世代とその子世代が首都圏3県への流出が増えている。40代女性は夫と子どもの3人暮らしで出産をきっかけに広い部屋に引っ越しを検討しているが都内では条件に合う物件が見つからず川口市のマンションを購入した。内閣府によると、希望よりも狭い都心の住宅を取得せざるを得なかった世帯は2人目3人目の子どもをあきらめる可能性もあるとして中長期的に出生率の低下につながる可能性をあげた。
SUUMO穴場な街ランキング1位は北千住。理由は交通の利便性・住居費の安さ・駅近の便利なお店や飲食店。足立区では2023年度から子育て世帯向け支援を拡充した。