学校での熱中症についてどのような対策が進められているのか。その一つが気温や湿度、地面などからのふく射熱をもとに、熱中症のリスクを判断する「暑さ指数」計測器。NHKが全国の県庁所在地の自治体など合わせて74の教育委員会に聞いたところ、“すべての学校に配備している”と回答したのは全体の8割余りに上った。一方でこの暑さ指数をどう活用するかについては、地域ごとの実情に応じた対策が必ずしも進んでいないという実態が見えてきた。暑さ指数の活用について、独自のガイドラインを策定した自治体は全体のおよそ4割にとどまっている。