今日は、先日開催されたテレビ東京の放送番組審議会の模様を紹介する。審議されたのは、6月15日・22日（土）に放送された「日経スペシャル ブレイクスルー ～不屈なる開拓者～」。MCの真山仁さんが新たな道を切り開こうとする開拓者たちの現場を訪れ、小説家ならでは視点と言葉の力で開拓者の人間像を深堀りする。今回審議された放送回では、あらゆる業界の無人化に挑むAIロボット開発の起業家と、巨大な植物工場で農業革命を目指す起業家の2人。放送内容について新議員の弁護士・吉野弦太さんが「真山さんの指摘が言葉も巧み。返答も哲学的なので、サラサラと理解するのは難しい。でも僕は大好き」と、アナウンサーの草野満代さんが「表情などを映し出せるのはテレビの武器」と、小説家の島本理生さんが「農家が減る中で日本の農業にリスペクトがあるなら、新旧農家の力をどう連携するかといった未来の視点もほしかった」などとコメント。審議委員からの意見にプロデューサーの吉田広さんは、「挑戦中の開拓を目指している方というところで選定が違ってくる。この番組はゲストをスタジオに招くのではなく、真山さんが現場に行って、現場の臨場感を伝えた上でインタビューになだれ込むので、登場される方が似てはきます。が、描き方だったり映像、取材方法などは全て他の経済番組とは違っている」と語った。