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「新家製作所」 のテレビ露出情報

ビッグなM&A。今週、セブンアンドアイホールディングスがカナダの大手コンビニから買収の提案を受けていることが明らかに。もし実現したら海外企業による日本企業の買収としては最大級になる見通しだという。よく耳にするM&Aといえば大企業の話というイメージだが、最近はそうとも言えない。ごく普通の一般人が中小企業を買収。いまそんなケースが増えている。サラリーマンだった人が中小企業を買収しいきなり社長になったケース。石川・加賀市にある新家製作所。工業部品などを生産している町工場。山下公彦は一念発起し社長に。大手機械メーカーで航空宇宙事業に従事していた山下は、55歳の時、早期退職制度を利用。その後、この会社を知り興味を持ったという。実は5年前、先代の社長が亡くなり、事実上後継者不在の状態に陥っていた。存続の危機にあった会社を買収した山下は、サラリーマン時代の経験を元に手腕を発揮。最新の大型機械を導入したり、作業の効率化を図るためにカメラやモニターを設置するなど工場内のIT化を進めた。現在パソコンは20台にまで増やしたが、もともと2台しかなかった。様々な改革を進めた結果、従業員は10人以上増え、売り上げも倍増した。経営者の高齢化が進み後継者不在という中小企業が増えている今、M&Aは会社存続の重要な手段になりつつある。
ところでどうすれば中小企業を買収できるのか。50年以上続いている和菓子店。現在の経営者は42歳の中村。もともと医薬品関連企業の会社員だったが、去年3月この店を買収、そこにこんなきっかけが。実は中小企業のM&Aを支援する国や民間企業が売りたい人と買いたい人を繋いでいる。中村の目に留まったのは経営者が高齢になり後継者もいないことから買い手を探していた和菓子店。買収の交渉は基本的に当事者同士の話し合い。買収時は黒字経営、和菓子作りの道具や機械、従業員、賃貸契約などすべて引き継ぐという条件で買収額は数百万円で決着したという。個人で1から起業するよりは効率的だという企業買収。重要なのは事業の将来性などを見極めることだという。千葉県の若林は一家で事業を選んだ。きっかけは警察官だった父が去年早期退職したこと。当時高校生だった娘も含め、家族3人でうまくいきそうな事業を探し、母が目を付けたのが中古無線機をネットで海外に販売する事業。しかし元警察官である父親の趣味はアマチュア無線。詳しいがゆえ、その事業に危うさもかんじたという。それでも高校生だった娘がやりたいと懇願し、850万円で買収することに。業務は家族で役割を分担している。中古無線機の仕入れは娘と父が担当。販売サイトへの画像アップは娘がやっている。商品の撮影スペースは押入れを改造して作り、カメラマンも娘。注文が入った後の梱包と発送もやっているので大学生の娘は大活躍。母親は各国からの問い合わせに対応。自動翻訳を駆使している。肝心の販売実績は利益が60〜70万円だという。若林一家はほかにも家屋調査など2つの事業を買収した。さすがに家族だけではこなせないということで、アルバイトや社員を雇っている。3つの事業の合わせた売り上げは多い時には月600万円あるそうだ。
住所: 石川県加賀市宇谷町ヤ-1-28

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