スシローの新しい注文システム「デジロー」は、回転レーンを模した大型タッチパネルで、大阪や東京などの店舗で実施される。客の9割以上がタッチパネルで注文していることや、ことし2月から、迷惑行為の影響で注文品以外のすしを回していないことが導入の背景にある。回転寿司に関するアンケートでは、店で多く食べるのは、回っている商品ではなく、注文した商品だという人は、8割以上にのぼった。近年の主流は、無回転で、全国の回転寿司店のうち85％が回っていないという。はま寿司では、ストレートレーンを導入していて、9割の店舗で、回転レーンが完全撤去されている。回さないことで、客は、食べたいネタが常にできたてで食べられ、店側は、迷惑行為の防止やフードロス削減などができる。回転寿司レーンは、焼肉店などで使われたり、博物館のディスプレイに使われたりしている。かっぱ寿司では、3000円以上のテイクアウトで、回転レーンをレンタルすることができる。加藤は、外国人では、寿司が回転していることが楽しいという声を聞くなどと話した。井上は、寿司を回すところに、エンターテインメント性を見出し、需要を見込んだ日本人の発想はすばらしいなどと話した。