昭和59年5月14日、東京都新宿のホテルで第47回国際ペン大会が始まった。東京で開かれるのは2回目である。国際ペンは第一次大戦後の1921年に世界の文筆家が連帯し諸国民の相互理解と表現の自由を守るために結成された。この大会には世界各地から作家や詩人ら600人余りが集まり核状況下における文学をテーマに文学者が果たすべき役割について話し合われた。代表者会議では唯一の被爆国で開かれた大会の意義を強調。軍縮と核廃絶を訴える決議を採択し会員が作品などを通じて影響力を行使するよう要請した。
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