来週開幕するパリ五輪。開会式に先駆けて試合が行われるサッカーU23日本代表は今週、フランス代表との強化試合に臨んだ。フランス1−1日本。現地には、卓球日本代表らが次々と到着。現地時間のきのう、練習を公開した競泳・池江璃花子は、開会式翌日に行われる100mバタフライ予選に向けて、意気込みを語った。パリでは100年ぶりの開催となる今回、エッフェル塔の下ではビーチバレーが行われ、世界遺産・ヴェルサイユ宮殿の庭園は馬術＆近代五種の会場に。環境に配慮した持続可能な大会を目指し、使用する設備全体の95％が既存あるいは仮設の会場となる。
夏の五輪では初めて開会式をスタジアムの外で開催する。会場となるセーヌ川は、トライアスロンなどの競技会場でもある。競技を行うための基準を超える大腸菌が検出されることもあり、選手の健康を懸念する声も出ていたが、今月に入り水質が改善された。今週、パリ市長らがみずから川に入り、安全を強調した。
聖火はフランス各地をめぐり、開会式当日にパリに戻る。フランス革命記念日に言及。来週開幕するパリ五輪。愛知・豊川市にある企業を取材。パリ五輪のトーチのガスボンベと燃料部分の製作を担っており、東京五輪でも携わっていた。長年、アウトドア用のランタンなどを手がけていて、今回のトーチもその技術が活用されている。万が一、雨や風でトーチから出ている炎が消えてしまっても、雨風に強い筒の中で燃えている炎が種火の役割となっている。時速60キロの突風や1時間に50ミリの雨にも耐えられる。