国会では先週24日に石破総理大臣の施政方針演説など政府4演説が行われたことを受けて、きょうから3日間、各党の代表質問が行われる。初日のきょうは衆議院本会議で自民党の森山幹事長や立憲民主党の野田代表、日本維新の会の前原共同代表らが質問に立つ。この中で森山氏は、中小企業も含め大幅な賃上げを実現するための取り組みや、今後の成長戦略などについて石破総理大臣に質問することにしている。また、地方創生の推進策や、サイバー攻撃を未然に防ぐ能動的サイバー防御の導入に向けた考え方、それに米国のトランプ政権の発足を受けた今後の外交方針などを問うことにしている。一方、立憲民主党・野田代表は家計の負担軽減策として、ガソリン税の暫定税率の廃止や、公立の小中学校などの給食費無償化などを求める考え。さらに、東京都議会の自民党会派の政治資金パーティーを巡る問題の実態解明に加え、政治の信頼回復に向けて企業団体献金を禁止するよう迫ることにしている。また、維新・前原共同代表は維新の会が自民、公明両党と政策協議を行っていることを踏まえ、4月からの高校授業料無償化の実施や社会保険料の引き下げを主張する方針で、与野党の論戦が展開される。
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