来年度予算案などをめぐって、自民・公明の与党と日本維新の会が年度内成立を目指すことで合意し、予算案はきょう、衆議院を通過する見通しとなった。昨夜、与党と維新の幹事長が会談し、予算案に加えて年収の壁を160万円まで引き上げる一方、所得税の新たな減税対象に“所得制限”を設ける税制関連法案の修正案について、年度内成立を目指すことで合意した。また、ガソリンの暫定税率廃止に向け、立憲民主党と国民民主党を含めた5党の協議体を作って議論していくことを確認した。ただ、立憲と国民民主は新たな協議体の設置には否定的で、2党だけでガソリンの暫定税率の廃止を盛り込んだ法案を国会に共同提出した。維新を含む野党の賛同を得たかったものの、一枚岩にはなれなかった形。衆議院予算委員会は、きょうの委員会で来年度予算案の採決を行うことで与野党が合意した。衆議院本会議でも採決される見通しで、与党と維新などの賛成多数で参議院に送られる見通し。
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