2030年までに日本で不足するIT人材は約79万人と試算される。インドではアメリカ企業の支社を作るなどIT人材確保の動きがみられる。日本勢も人材獲得に向けて独自の戦略を打ち出している。今は地方大学の学生開拓を始めている。取材した大学では日本語を学ぶ授業もあり、日本で即戦力になるIT人材採用が期待できる。インターンの募集や採用活動など日本企業が利用できる仕組みを作ろうとしている。採用後も会社の満足度を高める工夫を続けている企業もある。神谷渉三CEOのスタートアップ企業は、社員16人のうち11人がインド工科大学出身。神谷さんが大事にしているのが、社員の家庭訪問。自分たちの会社がどんな会社か家族に説明する。家族を大切にすれば社員は会社を信頼して働いてくれるという。