トランプ氏勝因その1は民主党の経済対策に対する不満で、3人に2人が経済状況は良くないと答え、45％の人が4年前より家庭の経済状況が悪くなったと答えた。専門家は「物価が非常に上がっている状況に不満を持つ所得の低い人たちがトランプ支持へ動いた」と話した。その2はハリス氏女性表・ヒスパニック票が伸び悩みで、民主党への女性票は前回より3％下がり、ヒスパニック系の女性票も8％下がった。一方トランプ氏へのヒスパニック系票は13ポイント増えた。
トランプ氏は公約で米国内で製品を生産する企業の法人税率を21％から15％にすると掲げている。きのうの日経平均は一時1100円以上値上がりした。これについて専門家は「減税が進み日本経済も良くなるだろうという反応」と話した。一方、国内製造業の活性化を目指し全輸入品に10～20％の関税をかけるという公約も掲げている。専門家は「株高の恩恵と輸出抑制とをてんびんにかけて考える必要がある」と話した。移民規制強化により人件費が高くなり物価が上がる。日本では牛肉や小麦関連商品などの価格上昇の可能性がある。日本への影響について「長期的には円高ドル安になっていく可能性がある」と話した。