文化庁の調査では、6割の人が1ヶ月に1冊も本を読まないという。今注目されているのが、本の要約サービス「フライヤー」。本1冊分を約4000字に要約して読むことができるサービス。気になる本のQRコードを読み込むと、アプリで要約を読むことができる。開発した会社の代表は、スキマ時間に本の情報をインプットできるサービスがあったらいいと思い、開発したという。要約は、社員が実際に本を読み、1~2日かけて行っている。図書館でも導入されている。荒川区立第三日暮里小学校では、味見読書を取り入れている。味見読書は、食べ物の味見感覚で本を読み、面白かった部分を教え合うなどコミュニケーションを狙いとした読書指導法。本を10分以内で部分的に読み、感想をワークシートに記入する。気に入った本が見つかれば、授業後に借りられる。味見読書を取り入れる学校が増えていて、荒川区では、小学校で3分の2以上、中学校で半分以上が取り入れているという。