労働団体の連合は来年の春闘でベースアップ相当分として3%以上、定期昇給分を含めて5%以上の賃上げを要求する方針案を固めた。最大のカギは持続的な賃上げの実現だとしている。実質賃金はマイナスで推移し暮らしは厳しさを増しているとして賃上げの必要性を強調した。毎年4%程度の賃上げ水準を掲げてきたがことしは5%程度で1995年以来の水準だったが今回5%以上と表現を強めた形。専門家は「小さい企業も含めてベアをより加速させたいねらいがある。2024年も高い賃上げ率を維持できるかが非常に重要になる」などと話した。あさって中央執行委員会で議論され決定される見通し。