北海道新冠町で横領事件が発生し、ひだか漁協組合の職員の春日公美容疑者がおととい逮捕されきょう送検された。春日容疑者は組合員の貯金を管理する立場だった。この町では生産などの利便性から漁協に通帳を預ける習慣があったという。被害にあった渡辺さんは2006年の節婦漁港での事故で夫を亡くし残した遺産の通帳を預かった春日容疑者は勝手に引き出していたり別の口座に移した疑いが浮上していた。渡辺さんによると覚えのない取引が4000万円あったという。春日容疑者は勝手に遺産を動かした点について、渡辺さん家族の為の資産運用と釈明した。同時にうち300万円を自身の口座に移していたことを認めた。今回の逮捕容疑は2016年に2度に渡り計100万円を渡辺さんの口座から引き出した横領した疑いとなる。他にも同様の被害を訴える漁協に通帳を預けていた組合員も現れたという。警察は余罪も含め捜査をしている。