旧統一教会の解散命令請求の焦点は、若狭弁護士によると「時間」と「財産の行方」。これから裁判所が双方の意見を聞いて可否を判断する。審理は最高裁まで続く可能性がある。実際に解散命令が出された事例はオウム真理教と明覚寺で、この2つも最高裁まで争っている。解散命令が出たのはオウム真理教が約7か月、明覚寺は約3年。若狭弁護士は結論まで少なくとも1年以上かかるのではないかとしている。決着まで時間がかかることで財産の行方について懸念がある。争っている間に韓国本部などに1000億円以上あるとされている教団側の資産を移して被害者救済にあてる財産が残らない可能性もあると指摘している。