性別変更を巡り最高裁判所が新たな判断。性同一性障害の人が戸籍上の性別を変えるには、生殖能力をなくす手術を受ける必要があるという法律の要件について、憲法に違反して無効だと判断。女性スペースを守る会は女性が不安を感じ法的な秩序が混乱するとして憲法に違反しないとする判断を求めている。性的マイノリティーの人権問題に詳しい谷口教授は、自己決定に基づいて性別のあり方を決めていくことができるという点で生きやすさを保障する決定だと評価。最高裁が法律の規定を違憲と判断するのは戦後12例目で、国会は法律見直しを迫られる。