神奈川県鎌倉市は横浜市立大学と協力し、去年12月〜今年2月アンケート形式で調査。先月のシンポジウムで結果を公表した。回答したのは鎌倉市民1490人。観光の現状に「満足している」は43.1%。観光客が多いエリアほど満足度は低かった。環境客による地域への影響を問題視する人は多く、道路の個通渋滞、駅、鉄道の乗車時の混雑、不動産価格・家賃上昇、地域の商品、サービス価格上昇などが上がった。横浜市立大学・有馬貴之准教授は観光客集中により地域の暮らしに影響、オーバーツーリズム対策の必要性を訴えた。鎌倉市市民防災部・永野英樹部長は「データを分析解析した結果などを生かし、皆さんの声を聴きながら次の観光基本計画をまとめたい」と話した。