政治とカネの問題を巡っては国会でも追及が相次いだ。国民民主党の榛葉幹事長は、問われているのは改革の実効性だとし、総理はどのように真相を究明し問題をどうただし、誰がどのような政治責任を取るべきかなどと質問。岸田首相は、関係者への聞き取りを行い不記載の実態の把握に努めていく、などと述べた。共産党の田村委員長は、主要派閥がそろって政治資金収支報告書を偽造していた自民党ぐるみの違法行為だと指摘。立憲民主党の田島麻衣子氏は、岸田内閣を支える政務三役はすべて政治資金関連の問題とは無縁かと問うと、岸田首相は、問題があることを前提とした人事は行っていない、などと答えていた。また能登半島地震の対応を巡っては自民党の岡田参院幹事長代行は、東日本大震災や熊本地震に匹敵する甚大な被害を地域にもたらしたとして、復興基金の創設について総理に質問すると、岸田首相は復興必要性も含め適切に判断する、と述べた。れいわ新選組の木村英子氏は、障害者をはじめさまざまな当事者を排除せず誰ひとり取り残さない防災・復興を実現するために、今後あらゆる協議会や会議体に当事者を必ず参加させることを強く求めると述べると、岸田首相は、障害者・女性・高齢者の参画を促進し多様な視点を取り入れることは重要などと述べた。一方、上川外相について、自民党の麻生副総裁は公園で、そんなに美しい方とは言わないが堂々として英語もきちんと話し、こんな外相は今までいない、と発言した。年齢・容姿をやゆする発言について見解を問われた岸田首相は、年齢や容姿をやゆし相手を不快にさせる発言を慎むべき、などと述べた。