東京・杉並区にある旧杉並中継所は、不燃ごみを圧縮し、最終処分場に送るための施設だったが、ごみの減少に伴い2009年に廃止された。跡地について、区は、食料や重機を保管するなど防災拠点としての活用を決めているが、災害が起きていない時に地下の空きスペースをスポーツ施設として活用できないか調査を進めることになった。スケートボードや自転車のBMXなどのアーバンスポーツの練習場としての利用を想定しているという。区は、業者による専門的な調査を踏まえたうえで、課題を整理し、来年度の早い時期に施設整備の方向性を決めたいとしている。杉並区企画課は「オリンピックでの若い世代の選手の活躍もあり、子どもたちの練習場所を求める声が区に届いている。区民にとってよりよい施設となるよう、検討を進めたい」としている。