ニッポンの関所は空の玄関口にも。東京税関羽田空港入国検査場では持ち込みに税金がかかるものや違法なものなどを取り締まっている。バンコクからの便で帰国した日本人女性は免税店で買ったブランドバッグが48万円だったとのことだが、現地で購入したもので免税範囲20万円を超えるものは課税される。結局女性は5万4700円の税金を納めた。外国からの持ち込みで注意が必要なものはほかにもあり、酒の免税範囲は1人3本までとなっている。中国から来た家族は大量のたばこを持っていて、紙巻きたばこの免税の数量は1人200本まで。それ以上持ち込むと課税の対象となるため、家族は値切り始めた。結局紙巻きたばこ600本を持っていたため9000円の税金を納めた。素直に税金を納める人もいれば、別室へ連れていかれた中国人男性は高級腕時計を持っていて税金の支払いに応じた。すると税金の額は58万5100円だったという。男性が持ち込もうとした高級時計2本の総額は約970万円。これにかかる税金は58万5100中になるとのこと。中には検査に納得がいかず怒り出すアメリカから来た男性も。結局その男性からは怪しいものは見つからなかったが、税関が厳しい取り締まりを行うには理由がある。
去年12月ブラジル人の男が持ち込んだのはラップで包まれた白い物体。中身はコカイン。これが見つかったのは男の体内で、165個も飲み込んで入国していた。さらに今年1月にはお菓子の箱に隠されたコカイン約15kg、末端価格3億7200万円相当が見つかるなど違法薬物の密輸は後を絶たない。今高騰している金の密輸でも驚きの手口が。香港から来た男女2人が金を隠し持っていたのはカツラの中。粉末状の金を隠し持っていた。こうして巧妙化を続ける密輸の手口に、税関は日々、目を光らせている。そしてこの日も、検査場に現れたのは大きな段ボールをカート2つ分も持って来日したベトナム人の男性。中身はお菓子や薬だというが、早速、段ボールを開けてみると、中から出てきたのはオレンジ色の箱。よく見ると「ルイ・ヴィトン」と書かれている。この箱からは正規品なら20万円近くするスニーカーが出てきた。他にも高級ブランド「エルメス」と書かれたサンダルまで。これらの商品に違和感を覚えた税関職員は「本物?偽物?どっち?」と男性を問い詰める。そして、税関職員が荷物の一部を確認すると、高級ブランドバッグのはずが、よく見ると糸がほつれていたり、胸には「エルメス」のようなロゴが入っているのにタグが全く別物のTシャツなど、本物かどうか怪しい品がいくつも出てきた。しかし、問いただしても偽物とは認めない男性。そこに、様子を見かねた別の職員が男性に近づき、「久しぶり」「何回目だよ、前もやったろ」と声を掛ける。この男性はコピー商品の持ち込み常習犯で、別室で詳しく話を聞くことになった。この時、他のレーンでも似たような事態が…。同じベトナムからの便で来日した男性が持ち込んだのは世界的に有名な高級腕時計「ロレックス」の箱。中の腕時計を見ても一見、違和感はないが、箱をよく見ると、ロゴの文字が少しかすれている。コピー商品の疑いがあるため、この男性からも別室で詳しく話を聞く。きょうの“しらべてみたら”は、海外から多くの人がやって来る中、税関では日本に違法な物を持ち込ませないため、どんな物を水際で食い止めてどのように取り締まっているのか?調べてみた。禁止品などを取り締まる“ニッポンの関所”は“空の玄関口”羽田空港の入国検査場で、近年、巧妙化を続ける密輸の手口に税関は日々、目を光らせている。そしてこの日も、検査場に現れたベトナム人の男性の荷物から、本物かどうか怪しい高級ブランド「エルメス」の品がいくつも出てきた。また、同じベトナムからの便で来日した男性の荷物からも、コピー商品の疑いがある高級腕時計「ロレックス」の箱が出てきた。結局、男性から別室で詳しく話を聞くことになった。中でのやり取りを聞くと、ベトナム人の男性は「ロレックスは妻からもらったものなので(本物かどうか)よくわかりません」と曖昧な返答を繰り返す。一方、最初に検査を受けたベトナム人の男性は、エルメスのサンダルについて、本物だと10万円以上するサンダルを300円で購入したという。ベトナム人の男性は、あまりにも安いブランド品について一部は偽物と認めた。コピー商品の疑いがある物は、知的財産権を侵害すると認められれば国内への持ち込み禁止。この日、見つかったのは2人合わせて74点。その後、ベトナム人の男性たちは全てを偽物と認めて自ら放棄し、税関によって回収された。こうしたコピー商品は、木っ端みじんに粉砕され廃棄処分される運命をたどることになる。ということで、税関で行われる取り締まりを調べてみたら、違法薬物やコピー商品、さらに税金逃れなどが水際で食い止められている一方で、うっかりミスをする入国者も多く、事前の準備が大切なことが分かった。
去年12月ブラジル人の男が持ち込んだのはラップで包まれた白い物体。中身はコカイン。これが見つかったのは男の体内で、165個も飲み込んで入国していた。さらに今年1月にはお菓子の箱に隠されたコカイン約15kg、末端価格3億7200万円相当が見つかるなど違法薬物の密輸は後を絶たない。今高騰している金の密輸でも驚きの手口が。香港から来た男女2人が金を隠し持っていたのはカツラの中。粉末状の金を隠し持っていた。こうして巧妙化を続ける密輸の手口に、税関は日々、目を光らせている。そしてこの日も、検査場に現れたのは大きな段ボールをカート2つ分も持って来日したベトナム人の男性。中身はお菓子や薬だというが、早速、段ボールを開けてみると、中から出てきたのはオレンジ色の箱。よく見ると「ルイ・ヴィトン」と書かれている。この箱からは正規品なら20万円近くするスニーカーが出てきた。他にも高級ブランド「エルメス」と書かれたサンダルまで。これらの商品に違和感を覚えた税関職員は「本物?偽物?どっち?」と男性を問い詰める。そして、税関職員が荷物の一部を確認すると、高級ブランドバッグのはずが、よく見ると糸がほつれていたり、胸には「エルメス」のようなロゴが入っているのにタグが全く別物のTシャツなど、本物かどうか怪しい品がいくつも出てきた。しかし、問いただしても偽物とは認めない男性。そこに、様子を見かねた別の職員が男性に近づき、「久しぶり」「何回目だよ、前もやったろ」と声を掛ける。この男性はコピー商品の持ち込み常習犯で、別室で詳しく話を聞くことになった。この時、他のレーンでも似たような事態が…。同じベトナムからの便で来日した男性が持ち込んだのは世界的に有名な高級腕時計「ロレックス」の箱。中の腕時計を見ても一見、違和感はないが、箱をよく見ると、ロゴの文字が少しかすれている。コピー商品の疑いがあるため、この男性からも別室で詳しく話を聞く。きょうの“しらべてみたら”は、海外から多くの人がやって来る中、税関では日本に違法な物を持ち込ませないため、どんな物を水際で食い止めてどのように取り締まっているのか?調べてみた。禁止品などを取り締まる“ニッポンの関所”は“空の玄関口”羽田空港の入国検査場で、近年、巧妙化を続ける密輸の手口に税関は日々、目を光らせている。そしてこの日も、検査場に現れたベトナム人の男性の荷物から、本物かどうか怪しい高級ブランド「エルメス」の品がいくつも出てきた。また、同じベトナムからの便で来日した男性の荷物からも、コピー商品の疑いがある高級腕時計「ロレックス」の箱が出てきた。結局、男性から別室で詳しく話を聞くことになった。中でのやり取りを聞くと、ベトナム人の男性は「ロレックスは妻からもらったものなので(本物かどうか)よくわかりません」と曖昧な返答を繰り返す。一方、最初に検査を受けたベトナム人の男性は、エルメスのサンダルについて、本物だと10万円以上するサンダルを300円で購入したという。ベトナム人の男性は、あまりにも安いブランド品について一部は偽物と認めた。コピー商品の疑いがある物は、知的財産権を侵害すると認められれば国内への持ち込み禁止。この日、見つかったのは2人合わせて74点。その後、ベトナム人の男性たちは全てを偽物と認めて自ら放棄し、税関によって回収された。こうしたコピー商品は、木っ端みじんに粉砕され廃棄処分される運命をたどることになる。ということで、税関で行われる取り締まりを調べてみたら、違法薬物やコピー商品、さらに税金逃れなどが水際で食い止められている一方で、うっかりミスをする入国者も多く、事前の準備が大切なことが分かった。
住所: 東京都大田区羽田空港3-3-2
URL: http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/
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