市川雅浩さんの予想レンジは31850円~32150円。市川さんは今日の東京市場について「昨晩はアメリカ、ヨーロッパの主要株価指数が反発しており、今日の日経平均には支援材料になりそう。アメリカの長期金利が高どまっていること等で上値の重い相場展開が予想される。」等とした。注目ポイントに「日本株上昇のカギを握る賃金の行方」とし、市川さんは「2023年春闘の最終集計結果を発表した。ベースアップと定期昇給を合わせた賃上げ率は平均で3.58%となり、前年比で1.51ポイント上昇した。1993年に記録した3.9%以来、30年ぶりの高い水準となった。賃金の動向は日本株上昇の鍵をにぎっている。」「2024年の企業の賃上げ予定については、「実施予定」が46%、「まだ決めていない」が50.5%となっている。2024年の賃上げ率は2~3%未満と3~4%未満が25.6%となっていて、4~5%未満は11.0%となっている。」等とした。