日本人の死因で最も多いがん。その割合は約25%、4人に1人ががんによって命を落としている都立病院で行われている最新のがん医療について、保健医療局・太田優に聞いた。都立病院では質の高いがん医療を提供するとともに一般の医療機関では対応が難しい難治性がんや再発がん、合併症を伴うがんなどの患者に高度で質の高い医療を提供。令和5年度は新たに4病院で手術支援ロボットを導入するなど、合計8病院で患者の体への負担が少ない低侵襲の手術を推進するとともに先進的な医療機器を活用したがん医療について取り組んでいる。文京区にある都立駒込病院は都道府県がん診療連携拠点病院として都におけるがん医療の水準の向上に貢献している病院。陽子線治療施設を新たに設置する予定。陽子線治療とは最先端の放射線治療のひとつ。一般的なX線による治療と比べて放射線をがんの病巣により集中的に照射でき周囲の正常な細胞への影響を減らすことができるのが特徴。そのためこれまでの放射線治療より体への負担が軽く仕事や学業、日常生活との両立が可能な治療法として期待されている。東京都では「東京都がんポータルサイト」など様々ながん対策を行っている。
住所: 東京都文京区本駒込3-18-22
URL: http://www.cick.jp/
URL: http://www.cick.jp/