家賃の上昇が続いている。東京・葛飾区に住む50代の男性は築40年のマンションの約14平方メートルの部屋で一人暮らし。光熱費など含めて家賃を月額4万6,000円支払っているが、ことし1月に管理会社から7万8,000円と2倍近い金額に値上げすると通知が届いた。通知1カ月後の2月1日から値上げするとしている。一部住民は納得できないと弁護士を通じて管理会社と交渉しているが、退去する住民もいて、男性も転居を検討しているという。管理会社に取材を申し込むも回答は得られなかった。先月の東京23区の賃貸マンションの平均家賃は単身者向け(30平方メートル以下)が11万177円となった。1年前より12%上昇して過去最高を更新した。11万円を超えるのは初めて。ファミリー向け(50平方メートル~70平方メートル)は7.9%上がって25万7,620円となり過去最高となった。調査した会社は「維持管理コスト増加を受けた家賃の上昇が全国的に続いている。就職・進学で入居者が入れ替わるタイミングを逃さないよう貸し手側が焦って家賃を上げる動きもある」と分析している。東京都消費生活総合センターによると、家賃値上げトラブルなどの相談が去年4月~ことし1月にかけて841件となり、前年同期比2倍以上に増えている。今年度は特に家賃を値上げすると通告があり、どうしたらいいのかという相談が多いという。
