「ミッション：インポッシブル／デッドレコニング PART ONE」は前編後編があるうちの前編で、今日から公開される。全米興行収入ランキングはNo.1スタートで、全世界オープニング興行収入はシリーズ最大の約215億円となる。映画はトム・クルーズが俳優人生で最も危険と語るアクションがあり、これまでのシリーズとは一味違う新たな敵が登場する。IMFのエージェントのイーサン・ハントの今回の敵は意思を持ったAIで、世界各地で攻防を繰り広げ、究極の決断を下さなければならない状況に追い込まれる。
トム・クルーズが俳優人生で最も危険なスタントと言ったものは、1200m下の渓谷にバイクで落ちていくシーンである。撮影は崖に台を用意し実際にバイクでジャンプしている。スカイダイビング、モトクロスの練習をし、最初はワイヤーを付けて飛んだが撮影はパラシュートをつけて落ちている。スピードフライングは、猛スピードで山の間をぶつからないよう落ちていくものである。走っている列車の上でアクションをするシーンや片手に手錠をかけた状態でカースタントをするシーンなどがある。トムがプロデューサーだからこそトム自身がスタントできるという。今までは組織が敵だったが、今回はAIが敵となる。イーサンの相棒である天才ハッカーのルーサーの指示がとんでもない方向に向かっていく。AIについてはパート2で分かっていくという。パート2はストによって撮影が延期しているという。
全米映画俳優組合によるストライキについて、主な要求は動画配信サービスの拡大に伴う報酬増やAIによる俳優の演技を代替しないようにするAIに関するルール作りなどである。ストの影響でトム・クルーズの来日が中止となり、パート2の製作が中断している。トップガン マーヴェリックでは上官が「パイロットはいずれ絶滅する」と言っており、トム演じるマーヴェリックが「そうかもしれないが今日ではない」と言った。映画関係者が危険なスタントはいずれCGにとって代わると言っており、トムがリアルなアクション映画は絶滅させないという意志表明ではという。