プロサッカー選手・松本光平（36）。5年前、トレーニング中の事故で目を負傷し右目の視力をほとんど失い、左目も水の中に入って見ているような感覚に。「復帰は不可能」と言われながらも松本はプレーを諦めなかった。2年後、選手として復帰。海外の小さなクラブでプレーしながら幼い頃からの夢であるJリーグを目指した。ことし1月、松本にJ3の高知ユナイテッドから声がかかった。30代なかばで掴んだJリーグデビューのチャンス。しかし、待っていたのは厳しい現実。けがに苦しみピッチに立つことすらままならない。運命に抗うように前を向いて進み続ける。迎えた初の公式戦。松本光平の挑戦の日々を追った。